プルシアンブルー が 際立つ 庭

前方に立山連峰が一望できる1級河川沿いに佇む邸宅。
プルシアンブルーとアイボリーの2トーンでデザインされたキュービックな建物。
取り入れるエクステリアはシンプルでとても控えめ、ワンポイントになるプルシアンブルーにクローズアップしてすっきりとした鋼製にした。
フロントデザインは高さを抑えながらもインナースペースのプライベートをしっかりと確保している。シンプルな細い横長のラインら、大理石調の黒を基調としたラインと重厚なカラーのレンガによる花壇・大判のタイルを取り入れることで、とても締まった表情に構成される。フロントを彩る植栽はヤマモミジの株立、足元にはニューサイランとハーブ。
アプローチ通り抜ける途中には、デッキとタイルによる多目的なスペースが広がっている。
ここに浄化槽があるが、家族がテーブルやいすを持ち出して集えるフラットなパティオが生まれた。晴れた空のもと、小さな子供たちはリビング前に広がるデッキスペースから飛び出して、このパティオで駆け回る。ウッドテラス横にある高木の明るい葉緑と香りを楽しめるハーブ達が、ありふれた日常に少しばかりの幸せを添える。水が豊富なこの土地には水を好むカツラが植栽され、その樹は小さく丸みのあるハート型の柔らかな葉を茂らせ、やがて秋に黄葉する。明るい緑の葉は夏の日差しを柔らかにして、訪れるゲストをほっとさせる。 フロントウォールからプライベートパティは、塗り壁・モザイクタイル・アルミのカラーラッピング部材で化粧を施し、風合いが対照的な柔らかな素材の天然木板張りフェンスと天然木デッキで繋いでいる。奥に向かって広い敷地をより開放的にして住宅地でも住まう家族が周囲を気にせずに過ごせる空間になっている。